サハリンは地図で見るとわかるが、南北縦に細長い。従って北の方はかなり気候が厳しいのだ。10月初旬でも雪が降り始めている。写真はユージノサハリンスクから陸路12時間かけて終点アレクサンドロフスクにたどり着き、朝食にありついた簡易食堂。”白樺”とロシア語で書かれた看板が無造作につっ立っている。中は簡素だが、衛生的なただずまい。昔に比べれば随分清潔になったもんだ。ふつうこの手の安食堂だと薄暗くて、ゾローとした感じだが、ここは思いっきり明るくきちんとしている。石油掘削でここを訪れる外国人の好みを学習したのだな。概してロシア人は衛生には無関心。昔から主婦は意外とだらしないのが多いのだが。
食事はふつうのロシア人が食べるマーンナヤ・カーシャ(ロシア風お粥)とバターと白パン、紅茶のそっけないもの。今回サハリンを訪れておいしい黒パンには一度も出会わなかったのは残念。私が好きなのはオルロフスキー黒パンとドクトルスカヤ・カルバサーだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿