ページ

2011年10月17日月曜日

サハリン紀行-2 

ユージノサハリンスクはサハリンの首都だ。最新モードのスーパーと郊外にみられる

素朴な木造のロシア風の家が混在している。物資は市場経済に移行してから豊かに出回っている。市場も所せましと物品が飾り立てられている。レストランも果物、野菜など
豊富に出すようになった。ただ昔のおいしい黒パンなどはお目見えしない。白いパンか、やや茶色のパンで興ざめだ。昔ながらの醗酵ヨーグルトケフィールもスーパーでパック入りのしかない。レストランの厨房のシェフに頼み込んでケフィールを特別に出してもらったが、同行者が欲しがるので自分は少ししか飲めなかった。
道路もよく清掃されて街全体は落ち着きのあるリッチな感じになっている。面白のはそんな中にレーニン像ところどころあることだ。マルクス・レーニンをいまだに信望しているというより統制の利かなくなった人心の一種のよりどころとしているのだろう。ただし、中高年むきだろう。若いのは見向きもしないし、そのような教養を詰め込まれているとも思えない。

2011年10月5日水曜日

サハリン紀行-1 

サハリンで感じたこと。

教育の大切さ。ユージノサハリンスクのサハリン博物館でのこと。小学生と博物館の学芸員のやり取りを聞いていて参考になった。学芸員はただ説明するばかりでなく、小学生に区切りのいいところで必ず質問をし、自分の考えを発話させている点はとても大事な点だと思った。小学生は活発に手を挙げ、自分の考えをみんなの前でどんどん発表しているのだ。この訓練で人前で物怖じせず、どんどん発話でできとてもいいことだとおもった。日本人もただ暗記、丸バツでなく、自分の頭で考え、発話することの訓練をもっと幼児からやるべきだ。丸バツ、暗記のみで成績の点数のみこだわり、競争してきたのが今のエリート、官僚の類だ。そのテストの点数は上げることができても、全体の中での見通しや、考えをまとめ、俯瞰する能力ゼロ。近視眼的にしか日本の未来もみとおせないのだ。情けない!教育の方法を根本的に変えることが肝要。